初めての還暦祝いは手探りでした その1

 昨年の事です。実家の母が六十歳の誕生日を迎えました。六十歳と言えば還暦です。私の父も、夫の両親もまだ五十歳台です。お互い身近な人が還暦を迎えるのは初めてでした。「お誕生日祝い」には慣れているものの、「還暦祝い」は初めてです。いったい何をしてあげれば良いのか、全く分かりませんでした。 よくテレビなどでは、「還暦祝いに赤いチャンチャンコを着て、記念撮影をしました。」などと耳にします。 結婚して故郷を離れ、年に数回帰省する程度の私達なのですが、「還暦祝い」だからと、気軽に帰れるかと言われると難しいところでした。 夫と話し合った結果、何か記念の物を贈ろうということになりました。せっかくの還暦祝いなのだから、母の気に入った物をプレゼントしようということで、直接本人に希望を聞くことにしました。 母は、別に還暦祝いなどいらないと言ってくれました。